第50回全国中学校新体操選手権・第19回全日本クラブ団体選手権

8月23日~25日、奈良県にて

名古屋市立吉根中学校のもも・陽向・光莉・夢羽・心美・陽和の6名が全中に出場して参りました!

昨年より、この全中出場を目標に掲げて練習をしてきました。当初はリボンを扱うこともままならず、団体の要である交換もおぼつかないレベルでした。

正メンバー争いをしながら切磋琢磨し、名古屋市大会、愛知県大会では優勝するまで成長をしました。

リボン団体は小さなミスが取り返しのつかない大きなミスにつながります。全中で恥ずかしい演技だけはさせたくない!その一心で休み返上で、ひたすら練習をしてきました。

空調の効かない体育館でも長時間の練習をしました。汗でリボンが身体にまとわりついたり、湿気でリボンが思うように操作出来ないこともしょっちゅうでした。劣悪な環境でもリボンの結び目を作らず、しっかり操作出来れば、本番は必ず成功すると信じて練習をさせました。

全国16位!

全国の中学校の頂点を決める大会です。緊張感は半端ないことだったでしょう。

入場から実に堂々としていました。投げ技の連係は思い切り良く、全てしっかりと成功!

残念ながら交換で1箇所ミス。その前のリスクで回転不足があり、動揺したのか相手に投げることが出来ませんでした。ですが落ち着いて直ぐ次の交換を行えました。1つのミスで済ませ、それ以降も落ち着いて演技出来たことはかなりの成長です。

落下の減点は大きく順位はかなり下がりましたが、連係の投げ技は圧巻でした。緊張感のなか思い切りの良い投げ受けが出来たことは素晴らしいと思います。最後まで5人が諦めず、助け合って演技してくれたことに拍手!!

来年の岐阜全中に出場出来るように!もっとパワーアップした吉根中団体を披露出来るように!

頑張ろう!!

吉根中学校の教頭先生をはじめ、今回、引率をして下さった渡邊先生には本当にお世話になりました。

ありがとうございました。

 

<第19回クラブ団体選手権>

8月30・31日高崎アリーナにて

30日、39番と早めの試技だったNSクラブ(美羽・亜希良・佳乃・夏妃・史奈・瑞希)

当日は物凄い湿気で、どのチームも苦戦していました。リボンに結び目ができたり、リボンとリボンが結ばり2本の差し替えをするチームも多々ありました。

吉根中学団体と同じく劣悪な環境でも結び目を作らないように、ノー落下も出して練習をして来たので、最悪な条件でもやれる!と自負はしていました。とにかくスティックを下に!リボンの先端を見てしっかりかきなさいと声をかけ送り出しました。

中3がリボン団体をやりたいと言い、じゃあ、やるならクラブ団体選手権まで目標を持ってやろうと始めました。しかし個人と並行して練習するのは思いのほか大変でした。ましてやリボンの団体は繰り返し練習が必要で時間がどれだけあっても足らない状態でした。自分達もなかなか上手く出来ない状況が続いたので焦りや苛立ちもあったと思います。私自身も団体をやることを承諾したことに何度、後悔したことか。どうしたら練習がスムーズに行くのか。どうしたら出来るようになるのか。どうして出来ないのか。半ばノイローゼ気味でした。

8月前半まで美羽、亜希良が東海ジュニア個人出場で団体の練習は全く出来ませんでした。8月14日から団体を再始動!暑い中、何度も通し練習を繰り返しました。

中3は見せ場がたくさんあります。任された投げ技があります。トップバッターは佳乃の投げ。続いて美羽。これが本当に上手く行かず頭を抱えました。その後も連係はたくさんあります。ラストは亜希良のダイリープ!試合で落としたことがあるのと、ラストでミスが出来ないプレッシャーがあります。

交換もどうして!と言いたいくらい上手く行かず何度も練習してきました。

サブから調子は良かったものの、他のチームの湿気に苦戦している状況をみると祈るばかりでした。

出だし、佳乃の投げが大きく焦りましたが、しっかりキャッチし綺麗につなげ一人一人が自分の責任をしっかり果たしました。交換で夏妃がスティックをしっかり掴めず焦りましたが、次の連係に落ち着いて対処。交換、連係もカウント。佳乃の2本投げと美羽からの投げが通常のコースから外れましたが夏妃と佳乃が冷静に対処。夏妃には愛知での直前の練習で諦めずにやることを注意した経緯もあり、対処の仕方に成長を感じました。交換、連係全て成功!今までのどの試合よりも最高の演技でした!最後の大会を最高の演技で締めくくりましたね!やはり団体をやって良かったと思わせてくれてありがとう!

補欠の瑞希がこのチームで感じたこと、得たことを生かして欲しいと思います。

31日は徒手団体

和奏・結万・花音・瑚胡・愛結海

 

結成して日が浅いチームですが、大きな舞台で踊る良い経験が出来ましたね。

緊張した~と言っていましたが、その緊張感はお金では買えない物です。大舞台で上を向いて堂々と踊る姿を本当に誇りに思います!!

和奏・結万は徒手団体はこれが最後。これからは中学生に負けないよう頑張れ!

花音・瑚胡・愛結海は又このような大会に出れると良いですね。小学生の中心となって練習をしてください。

もっともっとたくさん経験をして成長してください!

続いてNS RGピュアリボン団体

瑞穂・二菜・琴音・天・実優・綸夏

天の骨折、出発4日前の綸夏の怪我と不運続きでしたが、補欠の実優が、どの場所も出来る状態でいたため救われました。しかも実優は7月後半の長野チャイルドを終えてから本格的にリボン団体に合流。

直前のサブ会場ではミスが目立ち、この5人での通し練習の浅さが露呈していました。

とにかく、場外と絡まりが無いように祈るばかり。

本番では前のチームの得点について協議があり、待ちが長かったので心配しました。

サブで不安定だった、実優の2本投げもバッチリ!交換も全て成功!連係で一か所、二菜がやり切れませんでした。ここは練習でも不安定だったので、やはり練習から自信がないものは、本番でも弱いですね。

二菜自信が一番わかっていること。今後の二菜の成長を期待します!

全体的には落下、結ばりもなく この窮地で本当によくやった!!

吉根中学、NSクラブ同様、本当にたくさん練習してきた甲斐があったね!

中3の琴音をNSクラブの補欠にするか、ピュアの正メンバーにするか迷いましたが、結果このチームとメンバーで本当に良かった!琴音がCRRの前転キャッチをしっかり成功させて先生達も大喜びです!

今回、直前で出場出来なかった綸夏は、実優の演技、皆の演技を目に焼き付けなさいと言っておきました。演技後、皆は嬉し泣きしていました。綸夏も泣いていました。これからの新体操人生、怪我は付き物。心も成長して立派な選手になるように!!

 

暑い夏休み練習も今大会で終了しました。特にリボン団体は、今年の暑さと湿気は大変辛いものでした。

吉根中学は全中に向け、自分達で黙々と練習をしました。私が指示を出す前から自分達で練習をしていました。練習に対する姿勢が立派でした。試合を重ねる度に成長しましたね。

クラブ団体チームは吉根中学よりも1週間長く緊張した練習をしなければいけませんでした。

暑い体育館で嫌な顔もせず、何回も通し込みをしました。

クラブ選手権・クラブ団体の両方に出場した美羽・亜希良・佳乃・琴音・天・瑞穂の6人は8月は3回の休みのみ。ほぼ毎日、うだる体育館で長時間の練習をしましたね。

 

コールされるまでのフロアーの外で待つ時間が最高に緊張します。しかし、代表者が大きく返事をすると選手は実に堂々と入場します。私の恩師が生徒の入場する瞬間が大好きだと言っていました。私も同感です。吉根団体は全中では撮影禁止だったのでDVD購入後に是非観て下さい!クラブ団体のリボン・徒手団体は正木先生が撮影した動画を観て下さい!本会場直前の練習風景、子ども達の緊張した表情、コール待ちの姿、本当に良い顔をして入場、ポーズをしています!

団体は責任感だよ!と子ども達に言いました。各自が責任を果たすべく練習を積んだ結果、最後はうれし泣きが出ました!!

 

結果よりも、皆の日々の頑張りを小学生達は感じていたはずです。

今大会で皆と得られた達成感、充実感、喜びを次の子達とも味わえるように頑張っていきたいと思います!!

 

鈴木

 

 

 

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